低脂肪・食物繊維豊富!色々ないんげん豆を楽しもう

いんげん豆の基礎知識

 

 

豆といえばどうしてもメジャーな大豆の陰に隠れがちですが、いんげん豆も低脂肪・高たんぱく・食物繊維も豊富な健康食品となっており、もっと食材として活用することをお勧めします。

 

 

いんげん豆は漢字では「隠元豆」と書き、マメ科の一年草で、サイトウ(菜豆)、サンドマメ(三度豆)という別名もあります。いんげん豆(隠元豆)の原産地は中南米で、コロンブスによって、ヨーロッパへ伝えられたと考えられています。16世紀末にヨーロッパを経由して中国にも伝わり、日本には17世紀になってから伝わったとされています。

 

 

いんげん豆の名前は、江戸時代に隠元禅師によって伝えられたもので、夏には花が咲き、秋に細長いさやをつけます。種子が完熟した後で乾燥させて新物が出回ってきます。

 

 

もともと「いんげん」というと、一般的に未熟な「さやいんげん」を野菜として食べていますが、「いんげん豆」となると、成熟した種子を食べることになり、「さやいんげん」とは品種も異なっているのです。

 

 

日本では、全国生産量の約90%が北海道となっており、中でも十勝平野は栽培の中心地として有名です。

 

 

いんげん豆には、色々な種類もあって、それぞれ表情が豊かです。基本的な分類は、大きく白色系と着色系という種皮の色で分かれます。白色系は別名「白いんげん」で、「大福豆」、「手亡(てぼう)」、「白金時豆」などが代表的です。

 

 

着色系では人気の「金時豆」があり、これは赤紫色で大きな小豆のようです。他にも斑紋の入った「うずらまめ」や「虎豆」も着色系です。