低脂肪・食物繊維豊富!色々ないんげん豆を楽しもう

充分加熱して食べる

 

 

いんげん豆の話題では、どうしても触れておかなければならない点があります。それは以前テレビなどのメディアで紹介された、「白いんげん豆のダイエット法」のことです。

 

 

ここで紹介されたレシピを参考に、不十分な加熱状態で食べた人が中毒を起こしたことがありました。ここで問題の原因を作ったのはレクチン(レクチンの一種)という成分です。いんげん豆には、生の状態でダイエットに役立つ成分と考えられている、レクチン(血液凝集作用物質)、α-アミラーゼインヒビター(炭水化物分解酵素阻害物質)などが含まれています。

 

 

これらの成分は、十分に加熱することで、その活性を失って健康への影響は全くないのですが、メディアで紹介された方法では、結果として加熱が十分ではなかったと考えられています。

 

 

もともと豆類は野菜扱いではありませんから、いんげん豆に限らず、生食することは基本的にありません。熱を通して軟らかくして食べるものです。食べ物は薬ではないので、おいしく食べることが基本で、素直にそれを実践すればいいのです。

 

 

いんげん豆なら、煮豆にしたり、甘納豆や和菓子のあんに使われることが多くなっています。豆類基金のサイトによれば、雑豆全体の約60%があんの原料として利用されています。

 

 

海外でも、カレー、スープ、サラダなどいんげん豆は、様々な料理に使われています。こうして、美味しく食べることでも、充分に摂取できます。