低脂肪・食物繊維豊富!色々ないんげん豆を楽しもう

色々ないんげん豆を楽しむ

 

 

国産のいんげん豆だけでも色々な種類があります。いんげん豆の代表的な種類といえば、やはり金時豆でしょう。北海道で栽培されるいんげん豆の中でも金時豆が約6割を占めており、人気の大正金時は、昭和初期に北海道の十勝地方幕別村で見つけられて、大正村で量産されたことから名前がついています。

 

 

食物繊維は、100g当り約20gもあって、食品の中でトップクラスです。加熱調理すれば、食物繊維は1.5~2倍まで増えます。

 

 

また、金時豆の中でも特に大粒の品種が福勝です。成分は金時豆と同様です。高級菜豆と呼ばれているのはとら豆です。これは、へそ周囲に班絞(濃黄褐色と淡黄褐色)が入っているのが特徴で、その模様の雰囲気がトラに似ていることから称されています。豆質が柔らかいので、北海道では「煮豆の王様」とも呼ばれています。

 

 

このとら豆と大正金時を品種改良したものが紅絞豆です。模様が赤と白のめでたい雰囲気なので、特にお祝い事の時には煮豆にして食べられているようです。味自体はかなりあっさりしており、色々な料理で合せやすいでしょう。特にミネラル(カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛)が豊富に含まれています。

 

 

種皮の模様がうずらの卵に似ているのが中長うずらです。これは北海道の開拓が始まった明治時代から本格的な栽培が行われています。他にも、白花豆、紫花豆、大福豆、白いんげん、福白金時などが出回っており、色々な料理で活かされています。